急な冷え込みで感染症が蔓延している今日この頃。第31回目の寺子屋リテックスは、5人のこどもたちが欠席するというかつてないほどの事態になりました。それでも15人のこどもが元気に参加してくれました。

それぞれが課題に対して一生懸命取り組む姿に、ようやく寺子屋リテックスのスタッフの思いが、こどもたちに浸透してきていると感じました。

ある高学年のこどもが、まだ学校でも習っていない単元の問題があり、困っていました。そこで、考え方を少し解説すると、後はスラスラと自分で解いていき、結局その単元を終わらせてしまいました。往々にして、自分で出来ないと決めてチャレンジしないことを選択しがちな中で、それでも何とかしてみようと思えたこと自体が成長だと感じました。

何事も最初の一歩を踏み出し、挑戦することによって成長が始まるのだと、改めて感じさせられました。

お食事タイムはこどもと保護者、スタッフ合わせて30名で食卓を囲みました。

今回は甲東園駅前の『麺屋 なる戸』様から餃子を大量に寄贈いただきました。焼き餃子として提供したところ、大人気でした。なかには「おおっ!」と声を上げて、舌鼓を打つこどももいました。本当に感謝です。


※馬場理事長撮影

メニューは「クリームシチュー、リンゴと野菜のサラダ、餃子」でした。
食事前のクイズで、こどもたちはクリームシチューが日本発祥の料理だと知って驚いていました。今回はお休みが多かったこともあり、かなり食事があまりそうでしたが、普段お代わりをしないこどもたちもいっぱい食べていました。ある子が帰り際に「これまでで一番おいしかった」と言ってくれた子がいました。スタッフに報告すると、みなさんが充実した笑顔で喜んでくださいました。

ボランティアで食事を作ってくださっているスタッフのみなさんにとっての一番の喜びは、こうしたこどもたちの素直な声なのかもしれません。少しでも多くのこどもたちの喜びの表情や声のために、これからも頑張ろうと思いました。

 

活動にスタッフとして参加いただける方はこちらからお申し込みください。
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